腎症の経過は次の3つの段階に分けられ、それぞれの治療が行われます。
<早期腎症期>
自覚症状はなく、わずかな量ですが、尿の中に「アルブミン」というたんぱくが出てきます。
しかし、一般的な尿検査では発見できません。
症状がこの段階であれば、生活習慣を改善することで、血糖や血圧をコントロールする治療が行われます。
<顕性腎症期>
尿の中にたんぱくがでてきます。
症状が進行すると「脚のむくみ」などが現れてきます。
この段階まで症状が進行しているときは、生活習慣の改善以外に、血圧をコントロールするために降圧薬を使用します。
さらに、食事でたんぱく質の摂取を制限する必要があります。
<腎不全期>
著しく腎臓の働きが低下します。
もともとろ過されるはずの老廃物が体内にたまってしまいます。
すると、「尿毒症」を引き起こします。
尿毒症を起こすと、「貧血」「皮膚のかゆみ」などさまざまな症状が現れてきます。
命に関わる場合もあります。
この段階まで症状が進行してしまうと、腎症の進行を止めることは難しいです。
その後、「透析期」になり、人工透析をする必要がでてきます。
腎不全になると腎臓の働きを回復させることはほとんど困難ですが、その前の段階であれば、腎臓の働きを改善することができます。